第7回定期演奏会
1988年12月4日(日)1:00PM 開演
バリオホール
I. 男声合唱組曲「中勘助の詩から」
中勘助 作詩 多田武彦 作曲
指揮 牛尾孝
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II. Negro Spirituals
指揮 牛尾孝
De Animals a-Comin'・Deep River
The Battle of Jericho・Noboday Knows de Trouble I See
Little Innocent Lamb・There Is a Balm in Gilead
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III. なつかしの男声合唱曲メドレー
指揮 牛尾孝
男声合唱組曲「月光とピエロ」より 「秋のピエロ」
男声合唱組曲「雨」より 「雨」
婆やのお家
男声合唱組曲「柳川風俗詩」より 「柳川」
ふるさと(室生犀星)
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IV. 賛助出演
演奏 アンサンブル・ソノーラ
ピアノ 広瀬宣行
1. イタリア歌曲集(青島広志 編曲)より
Amarilli, mia bella・Se tu m’ami se tu sospiri・Le Violette・Caro mio ben
2. ブラームス op.20
Weg der Liebe I・Weg der Liebe II・Die Meere
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V. 男声合唱組曲「光る砂漠」
矢沢宰 作詩 萩原英彦 作曲
福永陽一郎 編曲
ご 挨 拶
代表:伊藤 俊明
1年が飛ぶように過ぎて、いつのまにか10年目を迎えました。慌ただしい日々におわれる
サラリーマンの偽らぬ心境です。しかし広友会の10年史は変化に満ちたものでした。
昭和54年の春、かつて青春の血をたぎらせ、広島メンネルコールの黄金時代を築いた男声合唱の勇士12名が、東京転勤を機に「広島メンネルコール東京OB会」の名前で東京都合唱祭に出演したのが活動の始まりでした。
そして4回目を数えた昭和57年の合唱祭出演の後、飲みながら誰からともなく演奏会をやろうと。その年の12月、僅か10回の練習で第1回演奏会を開く。この無謀と思われた決起が
もとで毎年演奏会を開き、そして今日、第7回10周年記念のステージを迎えました。
いま団員は60名を越え、頭に霜をおく熟年と溌刺たる若者が世代ギャップを越え、ホモジニアスな社会を作り、生き生きと活動を続けています。
10年史をひもとくと
・悲しいこと かつての勇士石井清爾氏の死去。
・苦闘の記録 病や重症で倒れ入院、壮絶な戦いに勝ってカムバックした仲間。
・淋しいこと 転勤で去りゆく仲間を見るとき。
・辛かったこと 団員が定着せず、遅々として成長しなかった時代。
・嬉しいこと 若い顔がどっと入り、明るさ満開のいま。
・懐かしいこと 小学校のクラスメイトと、グリークラブの同僚と、
広島メンネルコールの盟友と、何十年ぶりに再会し歌いあう喜び。
・感謝 転勤で東京を離れた仲間が、いまなお活動に加わってくれること。
・祝福 若い団員の結婚とジュニアの誕生。
・継続の価値 今年7月第43回東京都合唱祭で10年連続出場の表彰を受ける。
しみじみとした感激。
・上野の森 去る10月10日秋晴れの日、東京都合唱コンクール第3位入賞。夜空の
上野の森にこだまする乾杯の声と声。
このように、様々な生き様をつづりながら、時によろめき、支え合いながら、広友会は少しづつ成長してまいりました。顧みて、団員の努力は勿論のこと、これを支えてくださるご家族の皆様やご来場の皆様方のご理解とご支援がなかったならば、到底10年の歩みは果たし得なかったことを想起し、ここに哀心より感謝申し上げます。
私達は男声合唱の中に、同じ想いを懐き合いながら、この広友会を益々豊かなものとし、かけがえの無い人生の場となりますよう、更に努力を続けてまいります。皆様方の一層のご支援をお願い申し上げます。
最後に、私達の身近にあて親身のお力添えを下さり、本日10周年記念のステージを飾ってくださいましたソノーラのみなさまがたへ厚く御礼申し上げます。