メンネルコール広友会団歌(エール)

「ディオニュソスの息子たち」

1987年9月,多田武彦先生の指導練習後の懇親会の席上、

「広友会には団歌やエールはないのですね。メンバーの皆さんで

歌詞を作るならば,それに作曲しても良い」との思いがけない

先生からのお申し出に、早速メンバーの中から歌詞を募集しました。

集まった何篇かの作品の中から,関裕之氏(T2)の

「ディオニュソスの息子たち」が金的を射止め、これに作曲をして頂き

同年12月に完成。翌1988年1月の第6回定期演奏会で初演して

以来、現在まで歌い継がれています。

因みに「ディオニュソス」は酒の神様です。

 

多田先生のお言葉

 生まれたところも、育ったところも、そして今働いているところも、それぞれ異なった人たちが集まって合唱音楽に打ち込み、また盃を手に語り合う事のすばらしさを、いつまでも持ち続けて活躍してこられたメンネルコール広友会の方々に、心から敬意を表します。

 今回はまた、メンバーの総意で「ディオニュソスの息子たち」と言う高雅な標題のエールができ、また一つ、終生の想い出が出来ました。

 

作詞:関 裕之  作曲:多田 武彦

1 都の風に わが身あれど

  いまも胸には 故郷の風

  窓辺に夜露 光るとも

  いまも忘れぬ 青春(はる)の風

 

  メンネルの名に集まりし

  ディオニュソスの息子たちよ

  われら われら 歌一つ

  盃を手に 今宵また

2 幾歳月の 春は過ぎ

  帰る地の いまは無くとも

  疾風(はやて)のごとく 時は過ぎ

  頭(かしら)に霜の おりるとも

 

  メンネルの名に集まりし

  ディオニュソスの息子たちよ

  われら われら 歌一つ

  盃を手に 今宵また