第37回定期演奏会

 

日時:2024年1月14日(日) 13:30開場 14:00開演

 

ティアラこうとう 大ホール

 

 

   

1 Messe in Bより  

 

  Jacques-Nicolas Lemmens 作曲

 

  Ⅰ.Kyrie

 

  Ⅱ.Gloria

 

  Ⅲ.Sanctus

 

  Ⅳ.Benedictus

 

  Ⅴ.Agnus Dei

 

  指揮:村松 賢治   ピアノ:岩本 果子

 

 

2 男声合唱とピアノのための「ひとつの歌にも」

 

  谷川 俊太郎 作詩   石若 雅弥 作曲

 

  Ⅰ.風のマーチ

 

  Ⅱ.歌のように

 

  Ⅲ.すてきなひとりぼっち

 

  Ⅳ.青空のバラード

 

  Ⅴ.ひとつの歌にも

 

  指揮:村松 賢治   ピアノ:岩本 果子

 

 

3 男声合唱のためのアンコール曲集 「勝手にしやがれ」より

 

  三沢 治美 編曲

 

  Ⅰ.勝手にしやがれ(沢田研二)   阿久 悠 作詞大野 克夫 作曲

 

  Ⅱ.贈る言葉(海援隊)       武田 鉄矢 作詞千葉 和臣 作曲

 

  Ⅲ.大空と大地の中で(松山千春)  松山 千春 作詞・作曲

 

  Ⅳ.また逢う日まで(尾崎紀世彦)  阿久 悠 作詞筒美 京平 作曲

 

  指揮:中館 伸一   ピアノ:物井 彩

 

 

4 男声合唱組曲「この地上」

 

  高野 喜久雄 作詩   髙田 三郎 作曲

 

  Ⅰ.虎

 

  Ⅱ.蝉

 

  Ⅲ.鱒

 

  Ⅳ.蓮の花

 

  Ⅴ.白い馬

 

   指揮:中館伸一   ピアノ:物井彩

   

 

 

~ひたむきに生き、ひたむきに歌う~

 

メンネルコール広友会 常任指揮者 中館伸一

 

 前回の演奏会(2022年8月)から約1年半、世の中もほぼ平常運転といったところで、合唱界もいくらか活気を取り戻してきています。広友会の練習にも他団体の方々がコンサートの宣伝・告知にいらっしゃることも増え、「お互いに頑張りましょう!」と励まし合う様子を見て、合唱界の未来にも光が差してきたようにも感じております。とは言え、離れてしまった歌仲間たちを呼び戻すことはなかなか難しく、各地の合唱団は軒並み少人数化しているようです。合唱の魅力をより多くの方々にお伝えし、新しい仲間を増やすことも、これからの私たちの課題と言えるでしょう。幸い広友会には幅広い世代の新しい仲間が少しずつ増えており、男声合唱の魅力がアピール出来ているのかな?と嬉しくなることも多々あります。これからもメンネルコール広友会は合唱愛と歌への情熱を失うことなく進んで参りますので、変わらず応援していただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 本日のプログラムは、ベルギーのオルガニスト兼作曲家、ジャック=ニコラ・レメンスのミサ曲で幕を開けます。シンプルながら格調高い音楽は、バッハからの影響を感じさせます。終曲の「Agnus Dei」は「平和の賛歌」、世界に平和が訪れることを願って歌います。第2ステージで歌われる谷川俊太郎さんの詩は、歌われるために書かれたもので、様々なシチュエーションに寄り添う歌の姿が描かれています。作曲の石若雅弥さんにより、混声版・女声版・男声版が創られ、多くの合唱団に愛唱されている作品です。第3ステージでは皆様おなじみの昭和歌謡をお届けします。歌は時代を映し出す鏡のようなもの、その歌を聴くと昔見た景色が鮮明に甦ってくる・・・古き良き(?)時代の男の哀愁や、出会いと別れのほろ苦い記憶、北の大地から響いてくる人生の応援歌、などなど、懐かしさとともに色褪せることない珠玉のヒットソングをお楽しみください。そして最終ステージ、高野喜久雄&髙田三郎による「この地上」は、『孤独の道を踏みしめ歩む虎』『7年の間、土の音を聴き、地上に出て残る7日のいのちを愛おしむように身を震わせ鳴く蝉』『いのちを返すためにみなもとへとさかのぼる鱒』『静寂の中で私たちのこころに語り掛けるように咲く蓮の花』それぞれが与えられた生命を正面から見つめ、ひたむきに生きる姿を歌い上げます。『わき目もふらず遥かな地平を見つめ、激しく駆けてゆく幻の白い馬』は私たちに「本当に大切なことは何か?」を教えてくれているようです。

 

  それでは、最後までごゆっくりお聴きください。

 

 

 

ごあいさつ

 

マネジメント委員長 清水英一郎

 

 皆様あけましておめでとうございます。

本日は、ご多用の中、メンネルコール広友会の第37回定期演奏会にご来場いただきまして、まことにありがとうございます。

 

 2022年8月に開催した第36回定期演奏会から、約1年半ぶりの定期演奏会となります。

 この間を振り返りますと、新型コロナ感染症対策として2020年から続いていたさまざまな規制が2023年5月に撤廃されました。合唱界においては、各種施設で以前と同じような形での練習及び演奏活動が可能になりました。

 本日のこの演奏会もコロナ以前とほぼ同様の形で開催でき、出演者数もコロナ以前に近い水準までに回復しております。

 これらは、皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

 

 広友会は1979年の創立から44年を経過し、現在では団員の大半がシルバー世代となっていますが、団員はいまなお意気軒昂、「音楽が広く友を呼ぶ」という創立理念の下、洋の東西を問わず古今の名曲に果敢に挑戦しています。

 2023年には、従来からの東京都合唱祭、東京男声合唱フェスティバルに加え、新たに江東区民合唱祭に参加し、活動の範囲を拡げながら、共に歌う仲間を募集しております。

 2025年開催予定の次回第38回定期演奏会においては、OB・一般募集団員も含めた合同ステージも予定しており、より厚みのある力強い演奏をお届けしたいと考えております。

 

 世界では今も各地で争いが絶えない状況ですが、私たちは今歌うことができる幸せに感謝しつつ、明るい未来を信じて、音楽創りに努めて参る所存です。皆様方のご支援を心からお願い申し上げます。

 最後になりましたが、溢れる熱意で私たちを魅了し、ご指導を賜りました指揮者の中館伸一先生、村松賢治先生、ピアニストの岩本果子先生、物井彩先生、発声指導の大川典子先生、そして今回客演いただきました法嶋先生に深甚の謝意を表します。