第35回定期演奏会
日時:2019年7月14日(日) 13:30開場 14:00開演
杉並公会堂 大ホール
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1 多田武彦先生の思い出
指揮 村松 賢治
1.ディオニュソスの息子たち(広友会エール) 関 裕之 作詩
2.柳河(「柳河風俗詩」より) 北原 白秋 作詩
3.石家荘にて(「草野心平の詩から」より) 草野 心平 作詩
4.遠いところで子供達が歌つてゐる(「若しもかの星に」より)
百田 宗治 作詩
5.故地の花(妻に)(「樅の樹の歌」より) 尾崎 喜八 作詩
6.雨後(「追憶の窓」より) 三好 達治 作詩
7.雨(「雨」より) 八木 重吉 作詩
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2 男声合唱とピアノのための「風と浪三唱」
中原 中也 作詩 寺嶋 陸也 作曲
指揮 村松 賢治 ピアノ 安次嶺 景子
1.心象Ⅰ 2.盲目の秋 3.心象Ⅱ
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3 思い出の曲を再び~広友会40年の足跡~
指揮 中館 伸一 ピアノ 金子 信子 ギター 伊藤 熱
1.Die Nacht(Friedrich W. Krumacher 作詩 Franz Schubert 作曲)
2.Le Cygne(白鳥)(Camille Saint-Saens 作曲)
3.Shenandoah(Alice Parker, Robert Shaw 編曲)
4.早春賦(吉丸一昌 作詞 中田章 作曲 林光 編曲)
5.風になりたい(川崎洋 作詩 寺嶋陸也 作曲)
6.カチューシャの唄(島村抱月/相馬御風 作詞 中山晋平 作曲
信長貴富 編曲)
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4 男声合唱組曲「月光とピエロ」
堀口 大学 作詩 清水 脩 作曲
指揮 中館 伸一
1.月夜 2.秋のピエロ 3.ピエロ 4.ピエロの嘆き
5.月光とピエロとピエレットの唐草模様
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(アンコール)
「作品第肆」(「富士山」より) 草野 心平 作詩 多田 武彦 作曲
指揮 村松 賢治
川の流れのように 秋元 康 作詩 見岳 章 作曲 寺島 尚彦 編曲
指揮 中館 伸一 ピアノ 金子 信子 パーカッション 伊藤 熱
演奏会CDのお申し込み
この演奏会のCDを2枚1組2,500円(送料別途)で一般の方にも販売いたします。
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「ごあいさつ」
メンネルコール広友会代表 伊藤 俊明
ご来場のみなさま、
昭和の最後の10年から平成の30年を駆け抜け、新時代の令和に立つ今日、メンネルコール広友会は創立40周年記念第35回定期演奏会の日を迎えました。
本日はご多用中のところご来場下さいまして、誠に有り難うございます。
40年の過去を振り返りますと、激務の壮年期と熟年期を歌い続けた人生は矢のように過ぎ去り、自分の歳のことを忘れる団員も少なくありません。音楽は若さの泉のようです。
本日は創立40周年を記念して、過去の40年の折々に共に声を和したOBのみなさまにお声をかけて、最終ステージを飾って頂くことをお誘い致しましたところ、約30 名の方のご参加を頂きました。現団・OB 合わせて80 人超で歌います。身内ではありますが、OB のみなさまのご懇情に感謝申し上げます。
合同演奏の曲目は、戦後の男声合唱界の扉を開いた、清水惰作曲の不朽の名作「月光とピエロ」です。組曲「月光とピエロ」は1949年に刊行され、同年に清水惰氏が創設した東京男声合唱団が同氏の指揮で初演しました。本年はこの曲が誕生して70年目に当たり、本日の演奏は図らずもこれを記念することとなりました。
歩み来た40年を静かに顧みるとき、私たちの活動を支え、導いて下さった指揮者、ピアノ伴奏者、ヴォイストレーナーの先生方のご指導に只々感謝の念があるのみです。
以下に思い出を綴ってみます。
揺藍期から成長期:団内指揮者牛尾孝氏の粉骨砕身のご指導、団員は12 名から60 名に。
多田武彦先生の作品を毎年取上げ、多田先生の直接のご指導を受ける。
発展期から隆盛期:客演指揮者北村協一先生の躍動感溢れる指揮と畑中良輔先生の心に
染み入るお言葉と指揮。大久保昭男先生の発声指導。
団員は最多の106名に。
忘れ得ぬ感謝の念:揺藍期から隆盛期までの20年間、飯田橋の五洋建設株式会社が
11階の大会議室を練習会場として無償で貸与くださる。
真の育ての親、ご恩は忘れられない。
合唱活動の多様化:藤井宏樹先生の音楽監督就任。音楽領域の拡大、合唱活動領域の拡大。
選曲の多 様化、委嘱作品、女声とのジョイント、混声合唱への
取り組みなど。
指導者と今を創る:中館伸一・村松賢治両先生の指揮、金子信子先生のピアノ伴奏、
大川典子先生の発声指導、の下、広友会は恰も家族のように、
合唱美を追求し、レベルアップを図る今の時代。
以上の通り、40年の道には紅余曲折がありましたが、いつの時代にも先生方から新鮮な刺激を受けて、今日までの歩みを残してきました。
最後に、今ご指導を頂いています中館先生の心に響くお言葉や、村松先生の自ら歌って情感を伝えるご指導、そしていつも私たちに寄り添ってピアノで優しく支えて下さる金子先生、更に姿勢や呼吸法を基礎に発声のご教示を頂きます大川先生、ここに全ての先生方への深甚の謝意を表しまして、結びの言葉といたします。