第31回定期演奏会 ~創立35周年記念演奏会~

 

日時:2014年7月27日(日) 13:30開場 14:00開演

 

新宿文化センター大ホール

 

 

(オープニング)「きょうこそ神がつくられた日」(男声版委嘱初演)  

 

  松下耕 作曲

 

  指揮 中館伸一  オルガン 大竹くみ

 

 

1 男声合唱とオルガンのための「六つのマリアの歌」  

 

  大竹くみ 作曲

 

  指揮 中館伸一  オルガン 大竹くみ

 

  I. 聖母マリアの誕生 II. 受胎告知  III. 聖母マリアのお浄めとイエスの初登殿

 

  IV. 十字架の下の聖母マリア  V. 聖母マリアの被昇天  VI. 聖母マリアへの祈り

 

 

2 無伴奏男声合唱のための「沖縄小景」

 

  瑞慶覧尚子 作曲

 

  指揮 村松賢治

 

  I. 国頭くんじゃんサバクイ  II. 子守唄  III. 安里屋あさどぅやユンタ

 

  IV. だんじゅ かりゆし

 

3 男声合唱のためのヒットメドレー「SORA」

 

  三沢 治美 編曲

 

  指揮 鈴木誠二郎  ピアノ 金子信子

 

  I. 朧月夜  II. 夜空ノムコウ  III. TOKIO  IV. 君といつまでも

 

  V. 東京キッド VI. 浪漫飛行  VII. 春よ、来い  VIII. 涙そうそう

 

 

4 男声合唱とピアノのための組曲「夢の意味」

 

  林望 作詩  上田真樹 作曲

 

  指揮 中館伸一  ピアノ 金子信子

 

  I. 朝あけに  II. 川沿いの道にて  III. 歩いて  IV. 夢の意味  V. 夢の名残

 

(アンコール)

 

  Ave Maria(Gabriel Urbain Faure 作曲)

 

 指揮 中館伸一  オルガン 大竹くみ

 

  鴎(三好達治 作詩  木下牧子 作曲)  指揮 村松賢治

 

(エール)

 

  ディオニュソスの息子たち(関裕之 作詩  多田武彦 作曲)

 

 指揮 鈴木誠二郎           

 

演奏会CDのお申し込み

 

この演奏会のCDを1枚1,000円(送料別途)で一般の方にも販売中です。

 

ご希望の方は、sanadayukimura1475☆yahoo.co.jp(担当 田窪)宛てに

 

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「広友会と共に歩んできた合唱人生を振り返って」

 

常任指揮者 中館伸一

 

  私がメンネルコール広友会の定期演奏会で指揮をするのは、今回が5回目(35年の歴史の中ではまだまだ短い期間です)となります。

 

 最初の年は1ステージのみ、私もメンバーもまだ手探り状態での本番でありました。2年目の年には東日本大震災があり、演奏会の開催も危ぶまれましたが、何とか開催することが出来、満員のお客様のご声援を頂戴し、精一杯の歌を歌い、音楽の力に感動し、胸が熱くなる一日となりました。3年目には作曲家、髙田三郎先生の作品「わたしの願い」の高い精神性に向き合い、歌い手と魂をぶつけ合い、絆が一層深まっていくのを感じました。そして、昨年は名曲「水のいのち」をOB含む約100名で演奏し、『第30回定期演奏会』という記念演奏会に花を添えることが出来ました。

 

 私ごとですが、今年の2月に体調不良で入院してしまい、長期に渡り練習をお休みすることになってしまいました。その間、役員の皆さんから「広友会はこれくらいで動揺することはありません!メンバーは皆、人生経験豊富ですから!いつも通りしっかり練習をして中館先生のお帰りを待っています!」と何とも心強いメッセージを頂き、また、細やかな練習報告なども送って頂きました。復帰の日、メンバーからの拍手を浴びて、メンネルコール広友会の温かい心、深い愛情を感じ、胸が熱くなり、改めて常任指揮者である喜びを感じました。メンバーのこの心が、愛情が、温かみと深みのある広友会サウンドを創り上げていることに間違いありません。

 

 今回のプログラムは女性作曲家4名が揃う形となりました。作曲者の大竹くみ先生が自らお弾き下さるパイプオルガンとの共演が楽しみな「六つのマリアの歌」、沖縄出身の瑞慶覧尚子先生渾身の男声合唱作品「沖縄小景」、広友会が2年前に取り上げ好評だったヒットメドレー「HANA」の続編でもある三沢治美先生編曲「SORA」、上田真樹先生作曲の「夢の意味」では様々な夢の形を通して広友会が人生を歌い上げます。また、コンサートのオープニングには、『メンネルコール広友会創立35周年』を記念して、作曲家の松下耕先生に男声版に書き下ろして頂いた「今日こそ神がつくられた日」を初演させて頂きます。こちらも大竹くみ先生のパイプオルガンと共に。

 

 35年間、活動を継続して来られたことへの感謝、35年の間に様々な形で関わって下さった方々への感謝の気持ちを込めて演奏いたします。最後までごゆっくりお楽しみ下さい。

「ごあいさつ」

 

代表:伊藤 俊明

 

 ご来場の皆さま方、酷暑の中をようこそお越し下さいました。心から厚く御礼申し上げます。

広友会は歌い継ぎますこと35年、本日は創立35周年の日を迎えました。5年ごとに創立周年を祝し、新しい時代の出発点にしたいと思っております。

 

 35年の歳月は老若の団員さまざまに激動の時代にありました。波乱万丈、時代の荒波を超えて歌い継いできた男声合唱とは、私たちにとって何だったのでしょうか。

 それは、潤いに満ちた若さの甦りであり、いのちの泉でした。幸い合唱には定年はありません。70歳を過ぎた熟年期にも、風貌の変化こそあれ、定年はまだ先だと奮い立ちます。

 

 今回の創立35周年を記念する第1ステ-ジは、その男声合唱の特色を生かした作品を歌います。大竹くみ先生作曲の『六つのマリアの歌』です。以下に大竹先生のお言葉を引用いたします。

 『男声合唱の温かい響きとオルガンの持続する音は、最も融けあう組み合わせである』、と。

当会場にパイプオルガンが有ることが決め手でした。

更にオ-プニングのステ-ジには、松下耕先生に特別の委嘱をお願いして、『きょうこそ神がつくられた日(女声合唱版)』を男声版に編曲して頂きました。今日、記念の日に初演いたします。

いずれも大竹くみ先生ご自身の伴奏で演奏いたします。これらの演出は常任指揮者・中館伸一先生の着想とお導きによるものです。このようにして記念の日を祝して下さいました諸先生方に、厚く御礼を申し上げます。

本日は上記の他に、多彩な演目をお聴き頂きます。お楽しみいただければ幸せに存じます。 

 

 今、幸せでありますこと、それは中館伸一先生のご指導です。身内のように私たちを包み込んで下さいます。

先生とのコラボの絆により、年ごとに新たな感動を音楽創りの中に求めてまいります。

 

 広友会はご来場のみなさま方のお見守りとご支援を励みとして、弛まず活動を続けて参りました。感謝とともに、今後とも変わりませぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

 最後になりましたが、パイプオルガンの伴奏を快くお引き受け下さいました大竹くみ先生と、この一年も入魂のご指導を賜りました中館伸一先生、そして熱血指導の村松賢治氏と鈴木誠二郎氏、更に日常活動を支えて下さいましたピアノ伴奏者・金子信子先生に深甚の謝意を表します。