第3回定期演奏会

 

1984年11月24日(土)6:30PM 開演

 

全国労音会館

 

I. 男声合唱組曲「子供の詩」

 

  山本みきこ・ます田ようこ・高井秀男

 

  ・佐藤啓一・久保田信平・ほそみみちよ

 

  ・大谷まつ子・松田豊子・つじたくろう 作詩

 

  指揮 牛尾孝

 

  ピアノ 片山早苗

 

  朗読 金井緑

II. ア・ラ・カルト

 

  指揮 牛尾孝

 

  ピアノ 片山早苗

 

  夏の思い出・I've Got Six Pence・Deep River

 

  鱒・フィンランディア・ちいさい秋みつけた

 

III. 混声合唱組曲「水のいのち」

 

  高野喜久雄 作詩 高田三郎 作曲

 

  指揮 牛尾孝

 

  ピアノ 片山早苗

IV. 男声合唱組曲「尾崎喜八の詩から」

 

  尾崎喜八 作詩 多田武彦 作曲

 

  指揮 牛尾孝


ごあいさつ

 

代表:伊藤 俊明

 

 今宵、ご多忙の中を私達の第3回演奏会にご来場下さいました皆様方に、こころからお礼申し上げます。

 

 今年も、1月あまりとなり、日頃慌ただしい生活に押し流される私達サラリーマンは、1年を顧みて、どことなく心の片隅に、ひとつの区切りを求めたくなります。私達は、今宵の演奏会もまた、そのような区切りの様に思います。

 

 私達メンネルコール広友会は、大学のOB合唱団ではなく、職場仲間でもなく、日頃離れ離れの生活にあって、ただ男声合唱が好きで、その楽しさと心の和に結ばれて集う仲間であります。20代から50代までの世代の差を忘れ、職業を超え、月に2度集う練習の場を、貴重な生活の場として、活動を続けてまいりました。

 

 しかし東京都内に一般の男声合唱団が極めて少ないことが物語るように、勤め身の余暇を割いてコーラス活動を継続することは、余程の努力を必要とします。言い換えますれば、今宵の演奏会にも、一人一人の努力の集積があり、陰にいろいろの苦労もありました。しかし、幸いにして今日、第3回目の演奏会を持ちえましたことは、私共の努力を支え励ましてくださいました、ご来場の皆様方始め、周囲の方々のご理解のお陰であると思い、重ねてお礼申し上げます。

 

 今後も、ささやかな努力を欠かすことなく、より高いものに向かって活動を続けてまいりますので、一層のご理解、ご援助を賜りますようお願い申し上げます。

 

 最後に、今年もまた、ご家庭にあって多忙な中を貴重な時間を割いて、混声合唱「水のいのち」のステージに参加を頂きました女声の皆様方に、心からお礼申し上げます。