第27回定期演奏会

 

日時:2010年7月4日(日) 13:30開場 14:00開演

 

大田区民ホール・アプリコ

 

 

1 男声合唱組曲「海鳥の詩」  

 

  更科源蔵 作詩  廣瀬量平 作曲

 

  指揮 村松賢治  ピアノ 金子信子

 

  I. オロロン鳥 II. エトピリカ  III. 海鵜  IV. 北の海鳥

 

2 男声合唱組曲「北陸にて」

 

  田中冬二 作詞  多田武彦 作曲

 

  指揮 松﨑隆行

 

  I. きつねにつままれた町 II. 梨の花とお寺の奥さん

 

  III. みぞれのする小さな町  IV. くずの花

 

  V. ふるさとにて  VI. 北陸にて

 

3 男声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」

 

  源田俊一郎 編曲

 

  指揮 村松賢治  ピアノ 金子信子

 

  I. 故郷  II. 春の小川  III. 朧月夜  IV. 鯉のぼり  V. 茶摘  VI. 夏は来ぬ

 

  VII. われは海の子  VIII. 村祭  IX. 紅葉  X.冬景色  XI. 雪  XII.故郷

 

4 「マリア讃歌集」中館伸一撰

 

  指揮 中館伸一

 

  I. Ave Maria         Joan Szymko 作曲

 

  II. Ave Dulcissima Maria   Morten Lauridsen 作曲

 

  III. Ave Maria         Kaj-Erik Gustafsson 作曲

 

  IV. Salve Regina       Knut Nystedt 作曲

 

  V. Ave Maria         松下耕 作曲

 

(アンコール)

 

  Ave Maris Stella(Edvard Grieg 作曲) 指揮 中館伸一

 

  市場所見(『木下杢太郎の詩から』より)(多田武彦 作曲) 指揮 松﨑隆行

 

  星めぐりの歌(宮澤賢治 作詩・作曲 三澤尚登 編曲) 指揮 村松賢治

 

(エール)

 

 ディオニュソスの息子たち(関裕之 作詩  多田武彦 作曲)

         

演奏会CDのお申し込み

 

この演奏会のCDを1枚1,000円(送料別途)で一般の方にも販売中です。

 

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「感謝の気持ちを込めて」

 

指揮者 中館伸一

 

 「メンネルコール広友会」の名前はかなり昔から存じ上げていました。1991年に岡山で開催された全日本合唱コンクール全国大会での演奏を客席で聴かせて頂いたこともしっかり覚えています。また、1996年から始まったTokyo Cantatでの公募男声合唱団にも広友会の多くの方々が参加されていたので、そこでも何度かご一緒していたのです。

 そして‥・今回ご緑がありまして第4ステージの客演指揮をさせて頂くこととなりました。昨年創立30周年を迎えられた広友会の皆さんと、今年合唱指揮活動20周年を迎えた中館伸一が初共演の演奏会、楽しみでもあり、プレッシャーも感じている今日この頃です。

 

 男声合唱の魅力は何と言っても重厚なハーモニーですが、ともすると気分良く歌いすぎて自己満足で終わることも多々あります。男声ならではの豪快さがしばしばアンサンブルの乱れに繋がったりもします。しかし、広友会の皆さんは誠心誠意、己の声と向き合い、より透明感のある響きを求め、日々の練習に誠実に取り組んでいらっしゃいます。

 人間が年輪を重ね、命のある限り自己を磨き続け、魂を高みへ向かわせる姿は何と美しいものでしょうか?広友会の練習を通していつもそのようなことを感じ、自分自身もそうありたいものと心を新たにしております。本日お送りする「マリア讃歌」のステージでもメンバーひとり一人の誠実な想い、純粋な願いがたくさん詰まった演奏をお届出来ることと思います。私も広友会の皆さんと出逢えた喜びと、一緒に音楽出来ることへの感謝の気持ちを込めて客席の皆様に「祈りの音楽」をお届けしたいと思っております。

 

 どうぞ最後までごゆっくりお楽しみ下さい。

ごあいさつ

 

代表:伊藤 俊明

 

 本日はご多用中のところ、私たちの第27回定期演奏会にご来場くださいまして、真に有難うございます。厚く御礼申し上げます。

 

 昨年、創立30周年の節目を終えたばかりですが、振り返れば夢中に走り続けた30年でした。特に音楽監督にご指導を委ねた最近の10余年は、音楽創りの理想を目指した挑戦の時代でした。厳しくも引き締まった日々でした。私たちにその道筋をお示し下さいました藤井宏樹先生に心から謝意を表します。

 

 私たちは過去の音楽創りの道筋を継承しつつ、団員が主体となって舵取りを行う往年の活動体制に回帰しました。差し当っての関心は、活動基盤の強化、即ち会員増強です。ところが有難いことに、この一年で変貌が見えてきました。団員数の増加です。休会中の多くの団員が復会し、また新入会員が続々と仲間へ加わり、40人の時代から60人の時代へと飛躍的に姿を変えつつあります。

 

 このような事情の中で、更に私たちの大きな喜び、それは中館伸一先生が客演指揮を受けて下さったことであります。先生のご指導の極致は、指揮と同時に語られるお言葉で、私たちを鼓舞し魅了し尽くします。選んでいただいた曲は作曲家も作曲の時代も異なる「マリア讃歌集」ですが、気高く清らかなマリア像を、先生のご指導により聴く人に訴えることが出来るかどうかは、私たちの力量に負うところですが、いささか不安なしとしません。中館先生のご指導に魅了された私たちは先生に感謝しつつ、今後更なる向上を図るべく、先生には長く、そして多くの曲をご指導していただきたいと願っております。

 

 最後になりましたが、中館伸一先生とともに献身的なご指導をして下さいました指揮者の村松賢治様、松崎隆行様、そしてピアノ伴奏者の金子信子先生に対しまして、深甚の謝意を表します。