第2回定期演奏会

 

1983年12月3日(土)6:45PM 開演

 

全電通ホール

 

I. S.C.Foster's Album

 

  Sthphen Foster 作曲 石丸寛 編曲

 

  指揮 牛尾孝

 

  ピアノ 瀬田裕子

 

II. 男声合唱組曲「朔太郎の四つの詩」

 

  萩原朔太郎 作詩 清水脩 作曲

 

  指揮 牛尾孝

 

  ピアノ 広瀬宣行

 

III. 日本民謡

 

  指揮 牛尾孝

 

  ソーラン節(清水脩 作曲)・五つ木の子守唄(清水脩 作曲)

 

  牛追い唄(清水脩 作曲)・おてもやん(福永陽一郎 編曲)

 

  中国地方の子守り歌(山田耕筰)

 

IV. 混声合唱曲「島よ」

 

  伊藤海彦 作詩 大中恩 作曲

 

  指揮 牛尾孝

 

  ピアノ 瀬田裕子

 

V. フランスの詩による男声合唱曲集「月下の一群」

 

  フィリップス ジャヴァネックスサス・ポール フォール・フランシスジャム

 

  ・アンドレ スピール・ポール ヴェルレーヌ 作詩

 

  堀口大学 訳詩 南弘明 作曲

 

  指揮 山本定男

 

  ピアノ 瀬田裕子


ごあいさつ

 

代表:伊藤 俊明

 

 1年が巡り来て、私達の努力目標代わりの演奏会も、2年目を迎えました。

今宵、ご来場下さいました皆様に、厚くお礼申し上げます。

 

 1年は長いようで短く、私達の意気込んだ練習の日々も矢のように過ぎ去り、多少不安な

気持ちのうちにこの日を迎えました。

 

 多忙なサラリーマンの、二十余人の男声合唱団を維持することは並大抵のことではなく、練習時間をほしいままにする学生時代に比べれば不利な環境にあると言わざるを得ません。

それでもメンバーの中には、転勤、長期出張、遠地への単身赴任など悪条件にもかかわらず、勇んでステージに立つものも居れば、昼夜を分たぬ現地工事や職場の特殊事情のため、練習への参加を極端に制約されるもの、更に激務に倒れ病床にあって、ついに本日のステージを断念した仲間も居り、実に苦心の1年でありました。

 

 それでもなお、こうして演奏会を持つことが出来ます事は、周囲の方々のご理解とご援助のおかげであり、そしてコーラスに集うものの心の和に支えられたからでありましょう。

 

 至らぬ私共でありますが、共に歌うことの楽しさを求めて、これからも合唱を続けながら、生活のはずみにしてゆきたいと思います。

 

 最後に、遠路遥々、広島から客演指揮をお引き受け下さいました、広島メンネルコール指揮者山本定男氏と、そして昨年同様、ご家庭の多忙な時間を割いて私達と共に混声のステージを創っていただきました女声のみなさまに、心からお礼を申し上げます。